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ブロックサイズとキャッシュミス率の関係

ブロックサイズを大きくすると,キャッシュミス率を下げられる.

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デイビッド・A・パターソン. コンピュータの構成と設計 第5版 上・下電子合本版

ブロックが大きければ,空間的局所性を活用してミス率を下げられる.図5.11で明らかなように,通常はブロック・サイズを大きくするとミス率が低下する.キャッシュ容量に対するブロックの相対的サイズを非常に大きくすると,ミス率が逆に高くなることがある.これは,キャッシュ中に保持できるブロック数が少なくなるため,ブロック間の競合が多くなるからである.その結果,キャッシュ・ブロック中の語が少ししかアクセスされないうちに,その内容が置き換えられてしまう.言い換えると,ブロック・サイズをあまり大きくしすぎると,語に関する1ブロック内の空間的局所性は低下する.その結果,ミス率の改善は小幅になる. デイビッド・A・パターソン. コンピュータの構成と設計 第5版 上・下電子合本版 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.8727-8730). Kindle 版.